プログラム論理研究室 Programming Logic Group

卒業研究生募集

研究室紹介を、以下の2回実施します。

対面での参加方法: 総合研究棟10階 1027号室に来てください。

MS Teams: チームコード 8rhp3ug で参加してください. このチームに参加すると紹介用スライドが見られます.

情報学類WORD誌の研究室紹介はこちらです。

問い合わせ方法: 研究室紹介担当は、B4の夏井(なつい)と新田(にった)です。 メイルは、haizoku[at]logic.cs.tsukuba.ac.jp あてに送ってください。

教員あて連絡方法: メイルが一番簡単です。いつでもどうぞ! 亀山(kam[at]cs.tsukuba.ac.jp)、 海野(uhiro[at]cs.tsukuba.ac.jp)


概要


研究内容

「ソフトウェアの正しさの保証」が大目標です。 そのために、(1)プログラム言語に対する理論を展開して正しく 効率良いプログラムを作るための研究を行い、 また、(2)作成されたソフトウェアをモデル検査や定理証明の 手法により検証する研究を行っています。

  1. プログラム言語論(職人芸プログラミングを科学的なプログラミングへ)
  2. ソフトウェアの検証(プログラムや設計書に究極の保証を与える)

学生に望む態度

課題が与えられるを待っているのではなく、 自主的に新しいテーマを開拓する意気込みをもつ人、 「手を動かす」だけや「頭を動かす」だけでなく、 「手も頭も動かす」人を期待します。


セミナー

研究室のセミナーは、原則として週1回、半日を費やしてとことん議論します。 それ以外には教員と学生の個別のミーティングを随時行います。

内容は、春学期は、文献(ソフトウェア基礎関係の英文の本)の輪講、秋学期は各自の研究テーマに沿った論文紹介もしくは研究報告です。

なお、セミナー以外の拘束時間は最小限にして、学生の自主性を重んじる方針です。


知っておくと良い科目

プログラム言語と論理が基本となります。 これについては、以下の科目を学んでおくと良いでしょう。 ただし、これらの科目の履修が必須というわけではなく、 研究室配属後の輪講では、前提知識を仮定せずに勉強します。 研究にあたって一番大事なことは「やる気」です。 やる気さえあれば研究室配属後に不足している知識を補うことができます。

また、研究の材料を発掘するためには、情報学全般にわたって好奇心をもって接する態度が望まれます。


文献

まず最初に読むとすると以下のいずれかが良いでしょう。


研究室生活について


進路

これまでの在籍者の進路は、 (学類卒業後に大学院に進学した後)、 情報系の企業を中心に、 関連業界に幅広く就職しています。 (NTT、NEC, 大日本印刷、三菱電機、楽天、Yahoo! Japan, カプコン、 ドワンゴ etc.)


研究設備

学生1人1台のノートPCとワーキングスペース (広い机/椅子)を確保します。

インターネット時代になっても良質の出版物の重要性は残りますから、本をどんどん買いたいと思っています。


備考

基礎理論について:

ソフトウェアの理論は難しいと言われます. 論理など数学的な道具立てを用いて深い理解を追求するので, とっつきにくい事がその原因でしょう.しかし,苦労なしに人より抜きん出ることはできません. 今,ソフトウェアの世界では、論理がわかる人に対する 需要が高まっています. プログラミングを初めとする情報学の幅広い知識を身につけた皆さんが、次にやるべきことは, 1点か2点に絞って「深さ」を追求することです。プログラミングの仕組みを論理的に説明する 理論を知り、それを生かしたソフトウェアを作ることは、皆さんの知的好奇心を大いにくすぐる 格好の題材になると思います。

誰でも書けるプログラムを素早く大量に書く能力より, 正しさを保証しやすいプログラムを書く能力や、プログラムの正しさを理解す る(そして、可能ならば正しさを示す) 能力を身につけてください. 当研究室は,プログラムや論文の「数」や「量」を誇りたい人には向きません. 質の高い仕事を1つ1つ達成したい人向けです.

プログラミングについて:

プログラミングを「がんがん」できることに越したことはありませんが、 むしろ、『よく考えられたプログラム』をしっかり書くことがこの研究室の目標です。 ゆっくりしたペースで着実にものを考えられる人には居心地がよいことでしょう。


質問・見学

研究室見学をしたい人は、教員あてにメイ ル等で見学時間の相談をしてください。

また、その他の学生からも、各自の観点から率直な意見が聞けると思います。 (本当に自分にふさわしい研究室かどうかは、在籍する学生から直接取材して、 自分自身でしっかり判断してください。)


プログラム論理研究室ホームページ